過剰品質


とある住宅地に佇む長い事放置されたW116、40年近く前のこの車を自分では所有しようとは思いませんが、この時代のメルセデスは今の乗用車には無い佇まい。バブル期に大量に走ってたW124より、丁寧にメッキされたパーツを多用した贅沢な作りに私はメルセデスらしさを感じます。

1993年辺りからコルサレコードと呼ばれなくなり、重量も操作感も大幅にライトに振った現在のカンパニョーロ レコード。

レーシングパーツメーカーとしては正しい選択とは思いますが、このW123を見て25年ほど前のエルゴパワーにデルタブレーキの組合せを思い出しました。

特に初代エルゴパワー、ドイツに外注で製作してもらってたエルゴパワーは決して使いやすくは有りませんが、とても贅沢な作りの部品でした。

意外と知られてませんが初代のカンパニョーロ エルゴパワーの設計製造を請け負った会社はSachs、VWやメルセデスのダンパーを作ってるメーカーと同じF&Sから派生した会社Sachs社でした。

日本では代理店が無かった為あまり流通しませんでしたが、SRAMに吸収される前にはSACHSブランドでもロードコンポを展開し、エルゴパワーも販売してました。


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メカニック担当 

昭和47年生まれの自転車大好き人間!