MADE IN PRC


時折100円ショップなどの中国製製品の工具等を購入する事を悪癖と感じる方に出会いますが、私は中国製品でも道具としてしっかり役立つ設計が施されてるのであれば(特許侵害は除きますが)良い道具と考えます。恐らく日本の工業製品も今の中国製品に近い使い手の事など考えない商品を生産してた時代もあったでしょう。

世界初量産MTBスタンプジャンパーのフレームは新家工業を通して発注を受けた東洋フレームが製作したリッチーのコピーだったのは周知の事実ですが、スペシャライズド代表マーク・シンヤードは当時フランスやドイツ製部品と社内のデザイナー ティム・ニーナンデザインと強調してました。スペシャライズド社はチューブラー一辺倒のロードの世界に日本の三ツ星ベルトに、クリンチャータイヤを作らせてアメリカでスペシャライズドタイヤとして販売し財を成し、MTB市場を築いた訳ですが当時ははメイドインジャパンはアピールしたく無かった様です。

どんな人種が作ろうが、優れた設計とクオリティコントロールが有れば良い製品が出来ますので、使い手がこんな物と諦めず良いものを探求すれば良い製品が市場に残ると信じてます。

写真はANEX 兼古製作所製 No.6600 2mmHEX 400円ほどで売られてるドライバーですが最近のシマノのディレーラー調整には大変有難いメイドインジャパンツールです。


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メカニック担当 

昭和47年生まれの自転車大好き人間!